性状は兎角「覚えることができる項目」が多いので、闇雲に勉強すると疲れ果ててしまいます。
なので性状の対策ポイントをまとめました(若干の独断と偏見によるものです)。
参考までに。
★最優先項目
・各物質ページにて「良く出題される」と明記のある物質、またその性状
:例として【黄燐】や【四塩化炭素】はほとんど毎年のように出題があります。
また問われる際も、前者は「水中保存」後者は「不燃性」がポイントになりがちです。
:それほど多くはありません。確実に点を拾いましょう。
★優先度高→低
・三態(気体・液体・固体)と色
:大問4の奇数問(計5問)で確実に問われます。特に三態は大問3でも出題されることがあります。できうる限り拾えれば吉です。
:有色の物質の方が少ないです。ただし、テキストによって色の記載方法にブレがある場合があります。正確な色名を覚えるより「この系統の色」と覚える方が本番で余裕が持てます。
・性質(燃性・溶性・潮解・風解・におい 等)
:大問4の奇数問で問われることがあります。また、大問3でも問われることが多いです。
:また直接ではありませんが「識別方法」「保存方法」「廃棄方法」「毒性」「漏洩時の処理」等の問題に悩んだ際のヒントとなりうることがあります。
特に一般試験では「漏洩時の処理」は出題率が低いので、真面目に覚えるよりもこの方向で対策をとるほうが負担が少ないです。
・識別方法
:大問3で問われます。
:テキストで重要と書かれているものでも全く出なかったりします。
基本的には過去問と同じ識別が何度も出てくることが多いです。
:銀イオンと塩素イオン、硫酸イオンとバリウムイオンなど、イオン単位で覚えておくと役に立つことが結構多いです。特に前者はよく出てきます。
・用途
:大問4の偶数問で必ず問われます。
:……が、テキストに記載がないパターンが多く、また同物質でも別用途で問われることがあるなど、単体では非常に対策が難しいです。
:ここだけはお祈りの要素が高いです。過去問等をやり込んだ上で、それでも不明なものは性質や類似物質から類推しましょう。
・保存方法
:大問3で1~2問出題があることが多いです。
:似たような条件も多くややこしいです。
:保存方法だけでは此処でしか点を取れないので、性質と関連付けて考えることをお勧めします。
・廃棄方法・解毒剤
:どちらも大問3で1問出題があることが多いです。
:ある程度グループごとで方法・解毒剤が決まっているので、まとめて覚えると良いです。
・毒物/劇物/特定毒物の区分
:ほぼ確実に出題が1問あります。ただし、その1問以外で点取り要因になることはほとんどないので、他の要素を覚える際に一緒に覚える程度で十分です。
おすすめは「特定毒物の名称だけ覚える」です。
数が少ない&わかりやすい短縮名がついているため、これだけならさほど重くありません。
:また「除外条件(%や物質)」について問われることはほとんどありません。
・毒性
:出題率は低いですが、R6年から連続で出題されています。
:似たような症状が多い&テキストによって書かれていることが異なることが結構あるため、素直な正攻法だけで戦うことは難しいです。
「コリンエステラーゼ阻害」「TCAサイクル阻害」「チアノーゼ」「メトヘモグロビン」等の毒性の記述において特徴的な性質に注意するほか、匂いや着色など他物質にない毒性の特徴を持つものも確認しましょう。
また、性質と直結しますが「腐食性がある物質は 人体も腐食」します。気体であれば呼吸器や粘膜、液体であれば皮膚や眼球などが腐食されやすいです。もし毒性が思い当たらない物質があれば、性質の方から考えてみましょう。
・漏洩時の処理
:一般試験では出題はほぼありません。ただしR7で出題されたため、毒性と同じく今後も連続して出題される可能性はあります。
:R7の問題に限って言えば、問題文から読み取れる性質で回答可能でした。
(「着火源を取り除く=可燃性あるいは引火性の物質」であることさえ読み取れれば、ほぼ一択でした)
:今後の出題傾向がまだ不明なため、網羅するよりも 性質から導く方法が無難かと思います。

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